
とうとう7月に入りました。
今年も半分が終わりましたね。
まだ7月初旬なのに、真夏の暑さが連日続いています。
皆さんお体を壊したり、体調が悪くなったりしてないでしょうか?
うだるような暑さが毎日ですが、
私は毎日、いろんなところで研修をさせていただいております。
ありがとうございます。
先週は管理職向け研修の特にロジカルシンキングワークが多い1週間でした。
皆さんロジカルシンキングは苦手な方が多いです。
特にロジックツリーで、課題を深掘りしていくことについては
結構わかっているようで…できていない、が多く見られました。
先週の研修の後にもある方から
「このツリーを作るときのコツみたいなものってありますか?」と
質問をいただきました。
ある意味コツと言えばコツなんですが、
「物事の成熟度の段階」をわかっていると結構ロジックツリーは考えやすいかもしれません。
物事の成熟度の段階とは?
まず最初は知らない状態から始まります。
この知らないを、「知る」状態に変えることが大事です。
知るには…
・やり方を理解する。
・各フェイスごとに数字化してみる。
・できている状態を100としたときに、今の状態を数字で表す。
といったものが該当します。
まずこれができていないと、結局はどうなっているのかがわからないので
対策の立てようがありません。
次に「知る」状態から「わかる」状態になります。
このわかる状態とは何か?
・一度そのやり方でやってみる。
・自分の得意なところ、不得意なところを理解する。
・不得意なところがどのぐらい不得意なのかを数字で表す。
といったことが、この「わかる」になります。
そして最終的に「できる」状態になります。
このできると言うのは、
・人に教えることができる
・背景や目的を理解して実施ができる。
・優先順位をつけられる。
・今やっているやり方から無駄なことや非効率なことを見つけ、改善策が出せる
というのが「できる」状態になります。
ですのでツリーを考えるときに、
まず「知っているか?」「わかっているか?」「できているか?」
を上記の概念で順番に考えると作りやすいと思います。
いろんな会社様でこのロジカルシンキングの研修をして思うことは、
多くの会社が「知る」状態になっていないことです。
漠然と…
「売り上げが上がらない」「効率化ができていない」「任せる人がいない」「人が育っていない」
と課題感をお持ちですが、じゃあそれって本当にどんな状態なのか?
と数値化をすると数値化ができていないところが多いというのがほとんどです。
ですので、現状を数値化してみることからスタートすると、
その数値化のところで標準値以下のものが見えてきます。
(標準値が分かっていないところも多いです。)
この標準値以下のものから手をつけてみる、が適切な解決策になります。
ぜひ皆さんご自身の仕事を分解をしてみる。
そしてその分解を数値化して分析してみるフェーズからスタートしてみてください。
見えていなかったものが見えてきます!