分かりやすい伝え方

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ゴールデンウィークも終わり、研修ラッシュが続いております。
ありがたいことに1週間に4本5本と、毎日研修を実施させていただいております。
その中で多くの方からこんな質問をいただきます。

山口さんの研修はとっても話し方が上手で、
今まで受けた研修よりもストンと内容が落ちてきやすいです。
どうしたらそんなにわかりやすく話ができるんですか??

ありがとうございます。プロですから(笑)と言いたいところですが、
これにもいろんなスキルがあるんです。

まず1つ目。
相手にとって、わかりやすく聞こえる声を出すことです。
これ、結構私は研修中でも実演して見せたりするんですが、
声の出し方には胸式呼吸と腹式呼吸があります。

胸式呼吸と言うのは、胸で呼吸をして声を出すので、こもりやすいんですね。
反対に腹式呼吸と言うのは、歌を歌う時と同じで、腹筋を使って声を出すので、
お腹から声が出るんです。

つまり声が通るんです。

ですからこの複式呼吸で話すと、聞きやすい声になるんですね。
私の場合は終日研修の場合だと、1日7時間から8時間
ずっと話しっぱなしということがよくあります。

ではこの7時間8時間、どうしたらこの腹式呼吸で居続けられるのか?
これはもう訓練しかありません。
でも私は腹筋何回やるとか、筋トレとか…
実は大嫌いで、今までやったとしても、1日もできない位苦手です。

ではどうやって身に付いているのか?
ズバリちゃんと座ることです。
これは新入社員研修や若手研修の時にも、必ずお伝えしているんですが、
きちんと座れない方は、仕事ができないことが多いです。
脳に酸素が回りにくく、集中力が持たず
当然考えることも記憶することも劣ってしまうからです。

きちんと座るには、腰を立てて、背もたれにもたれず座ります。
腹筋が必要です。
何時間もこの姿勢でいる事は、慣れていないと(腹筋がないと)
辛い姿勢になりますが、
この姿勢をすることが当たり前になると、
腹式呼吸で話をすることなんて、簡単なんです。
ですからまず腰を立ててちゃんと座りましょう。
腹筋を使って!です。

次に話し方、これにもポイントがあります。
事実やデータなどを使ったり、学術的なことを話すときには
必ず「○○です」と断定の言い切りの言い方を使います。

そして事実やデータなどから基づき、私自身が思うこと、
特に私の経験だったり、私の過去の出来事を話したりするときには
「○○だと思います」と言うように、少し柔らかな良い方をします。
すると勝手に相手は、事実と憶側推測を分けて聞き取ってくれます。

3つ目。
難しい話をするときには、必ずメタファー(例え話:身近なものに例えて)
例を出すようにしています。

4つ目。
文章で説明するのではなく、絵や表を使って表現をします。

そして5つ目。
真面目な話ばかり続くと面白くありません。
聞いてて楽しいなぁ、面白いなぁ…時間があっという間に経つなぁ…
は面白いことが混じっているからです。
ですから、そういうときには敢えて私は、関西弁を用いて面白おかしく喋ります。
話すときの声も、関西弁を使うときには、
ワントーン上げて、やや早口で話します。
このように話し方に緩急をつけるんです。

ここ数日の研修で…
私も教えるときにわかりやすく教えられるようになりたい。
みんなの前で発表するときにみんなにわかりやすく伝えたい。
どうしたらそんな話し方ができるんですか??
と言う質問が多いので、今回そのネタバラシをしました。(笑)

お会いする時に…
「あぁ山口さん、このネタやってるなぁ」と
思わず優しく見守って頂ければ嬉しいです。
また、ぜひ皆さんもいろんなところで取り入れてみてください。

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