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今日は褒めることって本当に難しいよね、の話をしたいと思います。
先日娘が、学校から案内をもらってきました。
学校代表で関西の私立小学校合同の絵画工作展に選ばれた!という案内です。
娘はとっても喜んでいて!!
絵が大好きな娘は6年間で初めて
この工作展に選ばれたことを、すごく誇らしげに自慢していました。
で、実際に見に行ってみました。
私も、もちろん誇らしくて嬉しかったんですが、
実際に観に行ってみると…
???????
正直絵のセンスや芸術感覚があまりない私にとっては
なぜこの絵が??と感じました。
何がいいのかが全くわからない!!!
娘の絵はステンドグラスのような作品になっていたんですが、
正直何を描いてるのかが全く分かりませんでした。
言葉に詰まっていると…
娘が「良いでしょう???」って聞いてきます。
「色がすごい良いよね!」と答えると
「どの辺が??どの色が???この色の出し方わかる????」
と細かく聞いてきます。
全然わかりません!!!
すると娘は明らかに嫌な顔をしていました。
「分からんくても褒めてよ…」とぼそっと言われました。
いろんな研修で、具体的に褒めることって大事よねとお伝えしてますが、
本当に具体的に何がいいのかがわからない時って
人間言葉に詰まりますね。(笑)
また全く逆の出来事もありました。
先日娘が学校の「6年生最後の旅行スキー合宿」に行ってきました。
娘は私のスノボ好きもあって、0歳からスキーに連れて行ってます。
1人で滑れるようになったのは4歳位から。
もう10年近く、毎年3~4回雪山に連れて行っているので、
当然ですが、レベル分けのクラスでは1番上のクラスでした。
帰ってきたときに「何が楽しかった???」といつものように聞くと
「ずっと1番上のクラスにいれたよ。ずっとテストは合格だったよ!!」
とうれしそうに話してくれました。
それを聞いて私は「そら、そうやろ。」と言ってしまったんです。
私の中では、毎年毎年、年に3~4回スキーに連れて行き、
時々はマンツーマンでインストラクターにコーチをしてもらっているので、
学校のスキー合宿で1番上のクラスに入るのは当たり前でしょ
という感覚で、「そら、そうやろ。」と言ったんですが、
娘からしてみると、
「毎回テストでがんばって1番上のクラスにずっといれたのに…
中にはスキー経験者でもテストで下のクラスに行くお友達もいてるのに、
褒めてよ!!!」のようでした。
これも褒めるときに「当たり前だよね」と思っていることについては
なかなか褒める事はすごく難しいですよ。
だから、思い込みや先入観を外してみましょう、
自分のレベルで考えるのではなく、相手のレベルに合わせて
出来ているところをほめましょうね、をお伝えしていますが、
正しくそれを実感した数日間でした。
何はともあれ、小学校生活も残り約3週間になりました。
週末に娘の卒業作文の誤字脱字チェックをしていたのですが
とにかく6年間、本当に楽しくてあっという間で
思い出がたくさんあって書き切れない、が伝わってきました。
色んなことを経験し、時には失敗も、時にはお友達とのけんかも
時には挫折も経験した6年間でしたが、それもこれも全てめちゃくちゃ面白かった!
と表現されていたことに
「楽しいのではなく、楽しむ!自分でおもろくする!」を
伝え続けた6年間でしたが、きちんと伝わっていてよかったと安堵した週末でした。