2025年 2月 の投稿一覧

出来ていない自分に気づく

弊社は3月決算なので、4月からは新しい期になります。
また4月からは、新しく新入社員も迎えます。
そこで今は、来期に向けての計画や目標、
それ以前に経営方針をじっくり考えることが多くあります。

来期の経営方針の1つとして、これは私の反省なんですが、
やっぱりちゃんとしないといけないよね、と思うことが
ここ数日たくさんありました。

ある会社様にハラスメント研修を対面研修でお伺いをしたんですが、
ちょうどそのお伺いをした時間が、社員の方々の出勤時間と重なっていたんです。
社員数がとっても多い企業さんだったので、
いわゆる出勤時のエレベーター渋滞と同じ時間帯だったんですね。

その日は寒波が来ていて、とっても寒い日だったんですけど、
皆さん、ビルに入る前に普通に全員コートを脱いでたんです。

弊社でもマナーの1つとして、
お客様先に入るときにはコートを脱ぐことを教えてはいるんですが…
この全員がエレベーターホールに並ぶ前に脱いでいる光景に
私、結構衝撃が走ったんです。

素晴らしい会社だなぁ。よく教育されてるなぁと思うと同時に…
ではうちの会社ってこれできてるのかなぁ?ってふと思ったんです。

弊社はまだまだ小さな会社なので、自社ビルではありません。
ビルの1フロアを借りてますが、自席に着くまでみんな普通にコートを着て
「おはようございます」って入ってきてるんです。
これ、私も含めて!!
というより私が筆頭で!!!
社長がやってないことは、そりゃメンバーはしないよね。
だってこれが正しいって思わせてしまってました。

お客様先に行くときには、入る前にコートを脱ぎましょうねってことも教えているし、
私自身も脱いでるんですが。。。
やっぱり毎日の所作っていろんなところで出るなぁと改めて反省をしたんです。

その会社様では皆さんコートの脱ぎ着がとってもスムーズなんですね。
毎日やってることなので。さらっと出来てる。
でもうちの社員どうかな?って見ると、やっぱりもごもごしてるんです。
スムーズじゃないんです。

慣れの違い、トレーニングの回数の違いですよね。
所作やマナーってその場その場でできれば良いものではなくて、
やっぱり毎日の積み重ねなんだなぁ。
だからこそお客様先ですることは、当然会社内でもしなきゃいけないんだなぁ。
改めて反省をした次第なんです。

思い返せば、私も新卒の時や前の会社の時って人数が多かったんで、
みんな入り口を入る前にコートを脱いでたんです。
だからお客様先でもスムーズに脱ぎ着ができる。

でも弊社はまだまだ小さな会社なので人数が少ないです。
エレベーター渋滞になることもなく、入り口渋滞になることもなく
コート置き場渋滞になることもないので、
まぁいっか…これぐらいまぁいっか…と私もどこかで思っていました。

でもこれはいかんなぁとその光景を見たときに
改めて反省をして。
そして全員やっぱり当たり前なんだけど、
お客様先ですることを、社内でもやっぱり実践をしていかなきゃいけない。
当たり前に出来るようにするためにも。

いろんな会社様で、言い方に語弊があるかもしれませんが…
前に立ち、教える立場である研修講師ですし、経営者でも私はあります。
でも私が出来てないことたくさんあるなぁ。
すごく反省をした1日でした。

一方で、、、この年になっても毎日いっぱい学べることがたくさんあるなぁとも思った
そんな1日でした。
研修講師や経営者に教えてくれる、叱ってくださる。
なかなかその機会がありません。

自分でやっぱり気づいていくしかない。
だからこそ、小さなことも、細かなこともいっぱい気づくアンテナっているよね。
その気持ちを忘れちゃいけないなぁと改めて思った瞬間です。

まだまだできていないことが多い私ですし、
まだまだできてないことが多い会社ですが
気づいたら改める!!!
気づいて学んでいく!!!
来期もたくさん気づく、そんな期にしたいなぁと思います。

お弁当買い出し研修での学び

先日4月入社の新入社員に、最後の内定者研修を実施いたしました。
最後の内定者研修なので、新卒の担当者から
「山口さんについて話してください」という依頼を受けていました。

冒頭1時間半位、私の生い立ちや社会人になってからのエピソード、
子供の頃のエピソードなどいろいろ話をさせていただき、
山口という人間がどういう人間なのか、
そしてどういった経緯でこのキャリアチアーズを立ち上げたのか、
社名に込められた想いなどもお話をさせていただきました。

そして次に…こっちが本題ではあるんですが、
お弁当買い出し研修を実施いたしました。
このお弁当買い出し研修なんですが、冒頭に大事なことをお伝えをしました。

どんな仕事であっても、何の仕事をする時でも必ず考えなくちゃいけないのが
目的=ゴールです。
これは一体何のためにやるのか?ということを
常に頭に置いておかないといけないよ。です。

これは仕事をする時もそうだし、誰かに何かを言われた時もそうなんですが
どういう目的があるのか?
何を伝えたいのか?
どういう意図があるのか?
を考えながら聞くと言う事はとても大事なんだよ、をお伝えしました。

そして次に、もう一つ大事な事は、
必ず全てにおいて期待値があることです。
あなたにこういうことをやって欲しい。
あなたにこんな人になってほしい。
あなたにこんな成果を出してほしい。
という期待値です。

これは周りの人たちすべてから、かけられています。
ですから仕事というのは「何のためにやるのか」
そして「どんな期待値がかけられているのか」
を正しく知ることが求められます。

そしてそのゴールや期待値を知った上で、
自分は何の役割を果たすべきなのかを考えることが大事です。
仕事とは、常にゴールに向かって期待値を超えていき、
自分の役割を果たすことになります。

そのために、手段、これはたくさんあります。
なので手段とゴールを間違えてはいけないよ、
を伝えました。

「今回あなたたちにお願いをしたいのは、お弁当を買ってきてくださいです。
予算は1人1,000円、時間は今から30分後には食べられるようにスタートをしてください。
そのために必要なヒアリングは、自由にとっていただいて結構です」
と伝えました。

すると彼らは、一生懸命考えて、ヒアリングもして、
(「何食べたいですか」って直接的なヒアリングはダメだよ、です)
昨日は何食べました?
何系が好きですか?
今のお腹具合はどんな感じですか?
と色々ヒアリングをして買い出しに出かけました。

そしてみんなで楽しくお昼を食べた後、
それぞれからフィードバックをしてもらいました。
100点満点で言うと何点かと言う採点も各自にしていただきました。

80点、100点、95点と高得点が続きます。
色々ヒアリングをしてくれた内容を盛り込んで買ってきてくれたこと。
とっても寒い日だったのであったかいお弁当だったこと。
いっぱい考えてくれてるなぁ
という気持ちがすごく伝わって嬉しかった
という意見もたくさん見られました。

で、最後に私のフィードバックです。
私からお伝えをしたのは、
まず、全員同じお弁当ではなく、それぞれヒアリングした内容をもとに、
この人にはきっとこれ、この人にはこれ、というふうに考えてくれたこと。
これは仕事の質です。
これは100点満点とってもよかったですよ。

次に想いです。
一生懸命相手の期待に応えようとする。
一生懸命時間に間に合うように走ってくる。
この想いについてもとってもよかったです。
なので、これも100点満点ですよ。

ただ最後に…
12時5分からお弁当を食べれるようにスタートしましょうねと言ったんですが、
彼らが帰ってきて準備ができたのは12時20分でした。
もちろん彼らは時間も気にしてたし、走って帰ってきてたし、
一生懸命早く用意もしてました。

ただ15分遅れてしまったんです。
これについては0点なんです。
ただ100 +100 +0で200点ではなくて仕事は掛け算なんです。

なのでどれだけ質の良いもので、どれだけ想いが込められていても
時間に間に合わなければマイナスになります。
なので、今回はマイナスです、と伝えました。

彼らは…その結果に、悔しくもあり、でも納得感もあったと思います。
そして仕事の第一歩として、
「相手のために考える。
どれだけ良いものであったとしても、期日は必ずだ」
ということを学んで頂けたと思います。

とても緊張しながら、またみんなのフィードバックが気になりながらのお弁当だったので、
きっと彼らは味がしなかったのではないでしょうか。
ただ仕事を始めるまだ前なんですが、
少し社会人の心得を分かって頂けたような気がします。
彼らに大いに期待をし、4月1日、彼らを待ちたいと思います。

考えるということ

先日、ある企業でリーダー養成研修を実施させていただきました。
今回のプログラムはロジカルシンキングとコミュニケーションです。
コミュニケーションも、論理的に相手にわかりやすく伝えましょう
と言うコミュニケーションを実施させていただきました。

ロジカルシンキングのワークで、
今、何が自部署もしくは会社にとって課題なのか?
を挙げてみようというワークを実施したんです。

リーダー養成研修なので、管理職候補の方々なんですが、
まず出てこないんですね。
今まで自分自身の課題については考える機会はたくさんあったんですが、
全体を俯瞰的に見て考えるということを
ほとんどしてきませんでした。

ですので、自部署や会社の課題って言われても…
なかなかみんな出てこないです。
しばらく色んなディスカッションをして
上がってきたのが以下3つの課題。

時間がない
人が足りない
お金がない
この3つです。

この3つについて、じゃあ時間ってどうやって増えるんだろうね?とか
人が足りないから、じゃあどうやって新しく新規採用者(新入社員)を増やそうか?
といった対策にいきがちだったので、、、。

「ちょっと待ってね」と、皆さんのワークを止めて…
時間がない
お金がない
人が足りない。
この3つは課題ではないですよ、という話をさせていただきました。

この3つは、、、一言で言うと言いやすい言い訳です。
じゃあ時間を作ればいいじゃない。
じゃあ人を入れればいいじゃない。
じゃあ投資すればいいじゃないと。
という課題解決策しか出てきません。

なので時間がないよね。
人が足りないよね。
お金が足りないよねって言ってしまうと、そこで詰まってしまうんです。

まずここに皆さん、????がたくさんついてキョトン状態でした。
だって、時間がない⇒残業するしかない
だって、人が足りない⇒人を入れてくれ!
だって、お金がない⇒資本投下してくれ!(新しい施設やシステム、制度の導入)
以外の解決策がないでしょ???
それって課題じゃですよ。とお話させて頂きました。

そして次に、そもそもほんとに人って足りないの?という話をさせていただきました。
実は午前中に自社の良いところをあげてみようというロジカルワークをやったんですが、
その時にすべてのグループから上がってきたのは
同業他社に比べて、自社は残業が少ない、だったんです。

同業他社が平均20時間程度の残業に対して、
自社は月9時間の残業で、非常に良いよね、って言ってたんです。
残業時間が9時間の会社が本当に人って足りないの??
と話をすると、、、
みんなそこで初めて「本当だ!!」と気づきます。

物事を俯瞰的に見て、それを感情論抜きに事実として確認をするって事は
実はものすごく大事なんだってことを皆さん体感いただきました。

ではなぜすぐ人がいないという課題に行き着くのか??
これは普段の会話の中で、特に忙しい時に「あぁ人が足りないなぁ」
という話が出ているからなんです。

人が足りないことが本当かどうかを検証する前に(考える前に)
脳に「人が足りないよね」が事実(のように見える)として
インプットされてしまってます。

これ、前述したように全然事実じゃないですよね。
本当によく考える癖っていうのは非常に大事なんだよ
というのをロジカルワークで実践をしてもらいました。

特に人間は感情の生き物です。
声の大きな人、役職者から
忙しい時に「人が足りないよね」を、さも事実のように言われると、
それが本当に事実かどうかを考えることもなく、
人が足りないんだ、と脳には事実としてインプットされます。

普段から、「本当にそれが事実として正しいのか?その事実の根拠はどこにあるのか?」と
考える癖が必要ですね。
論理的に考える。
いろんな仕事で非常に重要なスキルです。

ぜひ皆さん、普段から本当にそうなのか、そのエビデンスはどこにあるのか?
そしてどうしたらいいのか?を考える癖をつけていただけたらと思います。

ほめるってやっぱり難しい

今日は褒めることって本当に難しいよね、の話をしたいと思います。
先日娘が、学校から案内をもらってきました。
学校代表で関西の私立小学校合同の絵画工作展に選ばれた!という案内です。
娘はとっても喜んでいて!!
絵が大好きな娘は6年間で初めて
この工作展に選ばれたことを、すごく誇らしげに自慢していました。

で、実際に見に行ってみました。
私も、もちろん誇らしくて嬉しかったんですが、
実際に観に行ってみると…
???????
正直絵のセンスや芸術感覚があまりない私にとっては
なぜこの絵が??と感じました。

何がいいのかが全くわからない!!!
娘の絵はステンドグラスのような作品になっていたんですが、
正直何を描いてるのかが全く分かりませんでした。

言葉に詰まっていると…
娘が「良いでしょう???」って聞いてきます。

「色がすごい良いよね!」と答えると
「どの辺が??どの色が???この色の出し方わかる????」
と細かく聞いてきます。

全然わかりません!!!
すると娘は明らかに嫌な顔をしていました。
「分からんくても褒めてよ…」とぼそっと言われました。

いろんな研修で、具体的に褒めることって大事よねとお伝えしてますが、
本当に具体的に何がいいのかがわからない時って
人間言葉に詰まりますね。(笑)

また全く逆の出来事もありました。
先日娘が学校の「6年生最後の旅行スキー合宿」に行ってきました。
娘は私のスノボ好きもあって、0歳からスキーに連れて行ってます。

1人で滑れるようになったのは4歳位から。
もう10年近く、毎年3~4回雪山に連れて行っているので、
当然ですが、レベル分けのクラスでは1番上のクラスでした。

帰ってきたときに「何が楽しかった???」といつものように聞くと
「ずっと1番上のクラスにいれたよ。ずっとテストは合格だったよ!!」
とうれしそうに話してくれました。

それを聞いて私は「そら、そうやろ。」と言ってしまったんです。
私の中では、毎年毎年、年に3~4回スキーに連れて行き、
時々はマンツーマンでインストラクターにコーチをしてもらっているので、
学校のスキー合宿で1番上のクラスに入るのは当たり前でしょ
という感覚で、「そら、そうやろ。」と言ったんですが、
娘からしてみると、
「毎回テストでがんばって1番上のクラスにずっといれたのに…
中にはスキー経験者でもテストで下のクラスに行くお友達もいてるのに、
褒めてよ!!!」のようでした。

これも褒めるときに「当たり前だよね」と思っていることについては
なかなか褒める事はすごく難しいですよ。
だから、思い込みや先入観を外してみましょう、
自分のレベルで考えるのではなく、相手のレベルに合わせて
出来ているところをほめましょうね、をお伝えしていますが、
正しくそれを実感した数日間でした。

何はともあれ、小学校生活も残り約3週間になりました。
週末に娘の卒業作文の誤字脱字チェックをしていたのですが
とにかく6年間、本当に楽しくてあっという間で
思い出がたくさんあって書き切れない、が伝わってきました。
色んなことを経験し、時には失敗も、時にはお友達とのけんかも
時には挫折も経験した6年間でしたが、それもこれも全てめちゃくちゃ面白かった!
と表現されていたことに
「楽しいのではなく、楽しむ!自分でおもろくする!」を
伝え続けた6年間でしたが、きちんと伝わっていてよかったと安堵した週末でした。

どうしてそうなった???

先日の大寒波の際に、ちょうど岐阜で研修があり、
雪の岐阜の寒さを感じて参りました(笑)!
スノボ以外で雪の岐阜を体感するのは初めてで…
こんなに寒いんだ…と思った次第です。

12月初旬に引いた風邪の咳がまだ治っていないなか、、、
身体が冷え切ってしまって・・・
見事にまた風邪を引いてしまって土日も祝日も
完全に寝込んでしまった山口です。

先日から仕事に戻り、もう元気に研修させて頂いておりますが
改めて健康ってマジで大事!!!と痛感しております。

先日何かの記事で読んだんですが、、、
日本はとっても長寿の国ですが、健康年齢はそれほど高くありません。
残り10年くらいは、不健康で病気になっているようで
その医療費は莫大です。
自分の身体は自分のもの。
いつまでも健康で楽しむには、健康管理って本当に大事だなと思います。

さてさて、最近、来期4月以降の研修について
色んな企業様とお打ち合わせさせて頂いておりますが
今年ものすごく増えたご相談がいくつかあります。

まず1つ目。
とにかく今年は離職が多い。
例年の比にならないほど離職が加速している。
辞める理由については、様々ありますが
最も多いのは、
「もっと給与も待遇もいいところに転職します」らしいです。
何か特別嫌なことがあったわけでも
人間関係でうまくいかなかったわけでもない。

これまで離職理由の1位は人間関係。
これは30年近く不動の1位なんですね。
ただ、この数年これはものすごく変わってきています。
1位は給与や福利厚生などのハード面なんです。

では今がそんなに悪いのか??
そうではないんです。
転職してどのくらい給与があがったのか??
人によってもちろんその差はありますが
平均すると前職の5~10%程度なんです。

仕事を頑張ってS評価取ったら…
もっと給与上がるんじゃないの??と
単純に思ってしまいます。
転職することが悪いとは全く思いませんが
今の会社で出来ることをやったのか??
全てやり尽くしてのキャリアアップの転職は
もちろん有りだと思いますが…。

次にもう1つの課題。
男女ともにキャリアアップを望んでない。
管理職は責任が重いし、時間は増えるし、やりたくない仕事も増えるし
とにかく割に合わない…。
その割には…給与は上げてほしい、と言う(笑)。

このままでは次の管理職候補がいない。
ただでさえ若手の人材不足。
そして課題1つ目の離職が多い。
そして残っている人もキャリア志向が極めて低い。
(もちろん人によって差はものすごく!!あります)

大学でキャリア教育を受け、インターンシップをして
就職活動を1年近くしているのに、
なぜ働いたら急に、キャリア志向が薄れるのか??
そもそもなぜ働くのがそんなに嫌なのか??

やれ、どこかが週休3日にしているのに、
なぜうちは週休2日なんですか??
とか…
コロナの時はもっとテレワークしてたのに…
どうしてテレワーク減るんですか??損です。

この割に合わない。
損だ、という考え方。
そんなに働くのが嫌なんでしょうか??
あんなに頑張って就職活動とかインターンとかしてたのに???

新入社員研修や若手研修ではお伝えしますが…
そもそも就活やインターンをものすごく頑張っている人こそ
就職することがゴールになっているので
いざ働いてみると…
こんな予定じゃなかった…
こんなはずじゃなかった…
と感じることも多くなりがちです。

だからこそ大事なのが、働く目的です。
生活のため、お金のため以外に
どうしてこの会社で働くのか?を本当にちゃんと考えないと
ちょっと給与がいいところが見つかった
ちょっと福利厚生のいいところがあった
ちょっと時間に融通の利きやすい会社があった
という理由で簡単に転職してしまいます。

もう1点。
自分の人生で何をしたいのか?
プライベートも含めてやりたいことをちゃんとリストアップすること。
それには当然お金が掛かります。

冒頭の健康維持だってお金が掛かるんです。
実際に色んなデータで、収入の低い人ほど健康年齢は低いんです。
収入が増えるにつれ、食べ物に気を付け、適宜運動し
健康診断も定期的に実施しているため
健康年齢が高いんです。

仕事においてもプライベートにおいても
自分のやりたいことを実現するためにこの会社で働く、
という目的が必要です。
研修でもココが皆さん無い人が多いんです。
悲しいですが。。。何もしたくない、という人もいます。
一瞬で見つかることでもありません。
時間を掛けて、やりたいことをリストアップしていくしかないんです。

4月以降実施予定の研修に向けて
この辺りをもっと突きつめて、
キャリア形成できる研修プログラムを創っていきたいなぁと
思います。
やりたいことが溢れて仕方ない私にはとっても難問なんですが…(笑)
どうしたらもっとやりたいことが醸成できるのか?
を突き詰めていきたいと思います。
大きな宿題です!

追伸
ハッピーバレンタイン!!
好きという気持ちを伝える日でもありますが、
普段の感謝の気持ちを是非今日はいつも以上に積極的に伝えましょう!!

人って慣れるの早いよね!!

今週はハラスメント防止研修祭り(笑)
色んな会社様でちょっとずつプログラムが異なりながらも
ハラスメント防止研修を実施しています。

ハラスメントの防止にも、よりよいコミュニケーションにも
有益なDESC法。
皆さんにはグループディスカッションで
色んなDESC法にチャレンジしてもらっています。

たった数問ディスカッションするだけで
ものすごく出来るようになっていってるんです。
よく、これはスキルですよ。
スキルっていうのは性格や性質は全く関係ありません。
やれば、慣れるので、必ず出来るようになるのが
スキルです。
なので、どんどん慣れていきましょうね!
をお伝えしていますが、まさに数問するだけで
皆さんすごく慣れていきます。

最初は、難しい、恥ずかしい、こんな風に言う??と
言いながらのディスカッションだったものが
最終問題くらいになると、
色んなバリエーションが出てきて
こんな言い方もあんな言い方も出来るよね、に変わります。

いくつになっても人は成長できる生き物だと感じます。
この数年でハラスメントも少しずつ変わってきているのではないかと思います。
数年前は上司から部下への、ものの言い方が結構案件として多くて
確かにその言い方はないよね、とか
みんなの前で暴言はだめよね、が主流だったのですが、
最近のお打ち合わせで増えてきているのが
部下からのハラスメントに対して
怖くて何も言えなくて、どうしたらいいのか?という相談が多くて
それに対する対処法を教えてほしい、です。

たとえば、資格や経験のある部下が
聞いてくれなかったら他社へ転職しますけどいいんですか??
と言ってきて、言い返せない…。(受け入れちゃう)

身だしなみが全然出来ていないんだけど
今時???今は個性を尊重する時代ですよ。古い。
個人の自由を強制するのはハラスメントですよ!!
と言われて、そうなのか??と不安になり何も言えない…。

といった部下から上司へのハラスメントが増え
それに対して、不安になったり、そうなのか…と変に納得したり、と
いうケースが増えてきているようで
ケーススタディもこのようなケースを入れてください、
というご要望が多くなりました。

なんでもかんでもハラスメントというのも少し違うし
ちょっと何かあればすぐメンタル、というのも違うと思いますが
現実的にそうなのも事実で、
なんともせちがない世の中だなと、思います。

ただね、もちろんハラスメントをするのが良くないんだけど
それでも、こうして管理職や指導者の立場にいる人たちは
ハラスメントにならない指導の仕方を学んでます。
かなり必死にみんな取り組んで練習していますし
新たなケースにぶち当たるたびに悩んでます。

ですので、若手社員も…
なんでもかんでもハラスメントって言わずに
コミュニケーション取る努力をしましょうよ、だし
言われたら凹むわ、ではなく
どうしたら自分で前向きになるか?に真剣になるべきです。

当社の理念の1つに比翼連理を応援する、があります。
これは会社と従業員の比翼連理もそうだし
上司と部下、メンバーとメンバーの比翼連理もそうだよね、と
最近よく考えます。

それぞれが相手の立場に立って、相手目線で物事を考えると
99%くらいはうまくいくと思ってます(笑)!

影響力を正しく知る

先日ある会社でキャリアデザイン研修を実施いたしました。
その中の1つに、働く目的を考えるプログラムがあります。
ディスカッションで何のために働くのか?を考えていただきました。

その際、お金のため、生活のため、家族のため、
の理由はもちろん正しいんですが、これは最もよく出てくる回答です。
ですのでお金のため、生活のため、家族のため以外の理由をぜひ考えてください。
もしそれが難しければ…
働いていて、この会社で働いていて、
嬉しかったなぁ…楽しかったなぁ…面白かったなぁ…
ここで働いていてよかったなぁと思うエピソードを語り合っていただくと
出てきやすいですよ、とヒントをお伝えしました。

あるグループでは、1番最初に口火を切った人が
でも、、、お金以外ないよね。。。
なかなか働いてて面白いなぁとか楽しいなぁとか思うことってないよね。
やっぱ絶対お金だよね。
からスタートしたんです。

すると他のメンバーからも、お金以外の他の意見があがってきません。
そのグループは最終的に…
お金以外にはありません!になりました。

しかし一方あるグループでは、1番最初に口火を切った方が
お金以外を考えてみよう!
もちろんお金も私はあるんですけど、お金以外を考えると…
やっぱりありがとうって言われた時が嬉しかったり、
自分の中で絶対しないようにしようって取り組んだときに
ミスなくスムーズに仕事が出来たときには嬉しかったな
って思ったことがあります。

からスタートすると…
他のメンバーも、私はやっぱり新しい方法をやったときに
試行錯誤して結構失敗もしたんですけど、
最終的にうまくいってる時は嬉しかったなぁ…や、
役職に関わらずいろんな意見を聞いてくれたり、
いろんな意見を吸い上げてくれるところが
この会社の良いところだなぁ、この会社でよかったなぁ
って思いますといった意見があがってきます。

これはリーダーシップの大切な要素の1つ、自己認識なんです。
リーダーシップを発揮するときに、
自己認識がない(足りない、正しくない)とリーダーシップがうまく発揮できません。
リーダーシップというと、他者の働きかけと解釈されることも多いんですが、
当たり前ですが、他者に働きかける際に、
自分が他者に対してどう影響与えているのかを、自分で正しく認識することが
前提になります。

自分の言動が他者に対してどのような影響を起こすのか?
プラスして良い影響を、どうしたら与えられるのか?
を自分で考え行動することが大事になります。

仕事とは、どの業種でもどの職種においても当たり前ですが、
他者あってのことです。
お客様、お取引先様、社内の他のメンバー、
自分以外の人がいて初めて成り立つのが仕事です。

仕事だけではなく、私は人生そのものが他者あってだと思っています。
その他者に対して、自分がどういう影響を起こすのか、
これを意識して自分の言動を正すこと、これが自己認識です。
今日も他者を意識して、周りに良い影響を発揮できるように
頑張っていきたいと思います。