最近、セカンドキャリアに関するご相談も
多く頂くようになりました。
以前から弊社ではセカンドキャリア研修を
実施させていただいており、
対象者は50代の男性の方が中心になります。
彼らのモチベーションを上げ、
定年までいきいきワクワク働いてもらうために
というのが目的の研修です。
ただ実際には悲しいかな。。。。
若い人たちの邪魔しないでほしい。
若い人たちのモチベーションを下げないでほしい。
ハラスメント言動をしないでほしい。
といった課題背景が多くあるようです。
先日も毎年実施させて頂いている企業様から、
来年度のセカンドキャリア研修どうしようかと
ご相談をいただきました。
実際セカンドキャリア研修をさせていただくと。。。
モチベーションが上がって、やもっと頑張っていこう!
まだまだ自分にはできることがある!
これまでのキャリアを棚卸しをして
さらに自信をつけて、
今まで自分が培った経験やスキルやノウハウ、
そして考え方を後輩に伝えて、会社に貢をしたい!!
と前向きに捉える方が多くいらっしゃいます。
しかしその一方で、、、
この年だし、もう変われない。。。
かといって、転職をできる年でもない。。。
頑張ろうと思っても全然やる気が出ない。。。
今まで評価されなかったことへの腹立ちや
これからやっても変わらないよねというあきらめ。。。
言ってる事はわかるけれども、
だからといって頑張ろうと言う気にならない。。。
と後ろ向きの方々も実際には居ます。
その後ろ向きの方々に何をやりたいか?
と聞いても、出てくるわけもなく、
定年後のお金を含めたことへの不安感や
またそれがままならないことへの苛立ちも見られます。
でも、だからといって
何か自分を変えようと言うわけではなく、
何とかこのままで、現状維持でいい、
といったご意見が多く見られます。
しかし彼らも、
少なくとも若い人たちの邪魔しちゃいけない。
少なくとも自分がマイナスのエネルギーを出してはいけない。
社内の雰囲気を悪くするような検討は控えないと!
とプラスにまではいかないけど
マイナスになるのはまずいよね、と気付いたと仰います。
少子高齢化問題の1つ。
実際この年代の方々は会社の中に多く存在します。
リーマンショックがあったせいで、
30代の社員が少ない企業様も多く、
実際には50代の方々がたくさん働いている会社も
多いでしょう。
社会的にもこれが大きな問題だなぁと
打ち合わせさせていただきながら、改めて感じました。
人生100年時代
どんどん定年年齢が上がっていき、
今では定年退職65歳、雇用延長75歳
の会社も多く出てきております。
そうすると今50代の方もあと数年働くのではなく、
あと15年~20年働くのです。
この15年~20年。
少なくとも周りの人には迷惑かけないようにしよう。
と働くのか??
やる気出ないのも歳だからしょうがないよね、
と思って働くのか??
全然違います。
少子高齢化という言葉はもう当たり前に聞かれるようになりました。
若者がいない人手不足課題も重大ですが
その一方で、いわゆるシニア層と言われる
50代後半の方々に、どう生き生き働いてもらうのか、
これについても大きな課題がある日本だと思います。
皆様はどのような対策をとられていますか?
先日の打ち合わせで弊社もここに対して
もっと良い方法や内容,コンテンツを
日々精進して作り続けなければいけないと
改めて感じた次第です。