おじさんコミュニティ

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3連休が終わり、急に朝晩が涼しくなってきて
ようやく秋の訪れを感じられるようになりました。
ただ、日中はまだまだ30度を超える場所もあるようで
寒暖差が大きくなるので、体調管理が大事な時ですね。
皆さんも是非お気をつけください。

さてここ数日ハラスメント研修で
ハラスメントにならない指導の仕方の1つとして、や
管理職研修での部下育成コミュニケーションとして
アサーティブコミュニケーションを行っています。

この3連休で、この関連の本を読んで…なるほどね、
とすごく納得いった話があったので共有します。

皆さんは「おじさんコミュニティ」という言葉を知っていますか??
ナイスネーミング!(笑)と思ったんですが。

一番古典的な「おじさんコミュニティ」は「タバコ部屋(喫煙所)」。
女性が少なく、閉じた場で仕事にかかわる物事が決まるのが特徴らしいです。
他にも飲みながら、ゴルフで、などで
作り上げられる同質的なコミュニティらしいです。
ここでいう「おじさん」は特定の年代の男性を指しているのではなく、
アフター5も含む長時間をともに過ごすことで築き上げられる、
同質的なコミュニティの構成員を指しています。

同質性は人間にとって気持ちが良いものです。
確かに。。。
言わなくても分かってもらえる。
行間を読んでくれる。
お互いに「そうそう、分かる分かる」が普通に出来てしまうのは
楽ですし、気も合いますし、居心地がいいですよね。

プラスして、同じ考えや価値観の「おじさんコミュニティ」では、
意思決定が、速い。そして一丸になりやすい。
なにより、盛り上がるし、皆一丸となるので
行動変容も起こりやすく、結果成果も出やすい。
だからこうした成功体験が実際に多いのも事実でしょう。
安定した世の中、日本が強かった時代には大きな力を発揮してきました。
それまでやってきたことや方針を守っていけばよかったんです。

しかし、今は違います。
先の読めない時代であり、組織においては思考の幅が広いことが重要です。
つまりダイバーシティ。
色んな価値観や意見を尊重し合う、そんな組織が強いんです。

いろいろな人が入れば当然、すんなりと物事は決まりません。
どうしてそうすべきなのか、説明をする必要が出てきます。
時には面倒なことですが、「異質」な人々が互いに何を考えているのかを
言葉にしあうことで、組織として多角的に物事を見ることができます。

この気持ちや感情を言葉にする、というのがすごく難しく感じてしまうんです。
でも、今の時代、どう思っているか?を
相手が分かってくれるだろう、というのは無理があります。
だって感じ方はものすごく多様化していますから。

私が新卒入社したときには
「みんなのために、会社のために」って言われると
嬉しかったんです。
自分が役に立っている、と思えたし
皆で一丸になってやるって、会社人としてかっこいいな、と思えたからです。

しかし今のZ世代のアンケートでは
74%が「自分のために」働いているんです。
そんな彼らに「会社のために」って伝えても
かっこいいな、とは思ってもらえず、
中には損じゃない?面倒だな。。。と感じる人もいるでしょう。

だからこそ、ビジョンを色んな言葉で伝え続けたり
話し合ったり、聴く場を作ることはすごく重要です。
また、自分の感情を率直に対等に伝えるアサーティブコミュニケーションは
今の時代、いろんな場面で必要になっていると感じます。

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