苦手でもやってみること

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暑さ寒さも彼岸までと言いますが、
まだまだ真夏のように暑くて…
彼岸ももう過ぎたのに、毎日暑い日が続いていますね。

さて先日ある企業様でハラスメント対策研修を行いました。
この企業様ではハラスメント研修2年目になります。
ですので、いわゆるオーソドックスなハラスメントとは?
ハラスメントのグレーゾーンは?
何をすればハラスメントになるのか?
の基本的なことではなく、
そこから1歩進んで、
ハラスメントにならない指導方法を中心に行っていきました。

今いろんな企業でハラスメント対策が行われていますが、
殴る蹴るといったようなザ・ハラスメントみたいなものは
すごく少なくなっていて…
言い方が少し。
語尾が強い。
口調がきつい。
いったようなパワハラがやはり多く見られております。

ですので、今回は特に表現の仕方について
DESC法を活用することで、ハラスメントにならない指導方法を
ケースとともに実践していきました。

皆さんやはり「E:気持ちを表現する」がとっても苦手なんですね。
例えばミスを繰り返しているメンバーに対して
ミスを繰り返さないようにしましょう、の指導で、
DESC法を使っていくんですが、
「次はミスをしないでください」と言ったような
要望は皆さん簡単に出てきます。

じゃあその時の気持ちは?と言うと、
「気持ちはミスしないで!しかありません。」と。
Eは、ミスをしなくなればあなたが成長してくれたと思うので、私は嬉しい。
あなたがミスを少なくすることで、仕事がもっと円滑に回るので、
チームとしてもすごく嬉しい
といったような表現です。

気持ちと言うのは、辛い、悲しい、嬉しい、楽しい、助かる、など。
これらが気持ちの表現なんですが、
ここが実は難しい…といった方々が多く見られました。

中には頭が真っ白になって、
気持ちを表現するって言うこと自体がわからない
といった方も実は多かったんですね。

これは珍しいことではなくて、
気持ちを表現するのが苦手な日本人にとって
実はすごく難易度が高いことだったりするんです。

ただケーススタディをどんどんやっていくと、
さっきはこういう風に言ってたから、
この場合だとこういうふうに言ったらどうだろう?
だったり、
さっきは助かるっていうのを使ったんで、
今度は「ありがたい」を使ってみたら相手にとって響くんじゃないか?
といったようなアレンジも出てきたりしました。

今回の研修では、回を重ねるにつれて、
自分で習得していくと言うことを少し体験をしていただきました。
研修をしていて、いつも思うんですが
最初はすごく難しかったこと、
なかなかできなかったことが
トレーニングをすることで、皆さん出来るようになります。

学びってすごいなぁと思うんですね。
できるようになるというのを体感するのも
研修の醍醐味の1つだなと思います。
もちろんスキルですから、習得しても使わなければ
またすぐに忘れてしまいます。

だからこそ、意識して学んだことを活用していかないと
もったいないですね。

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