先日とある企業様にて管理職研修を実施しました。
今回はマネジメントスキル分析を行い
その正解と理由をディスカッションしていくワークを
重点的に行いました。
結構意見が割れたり、回答はあっていても
理由がみんな異なる意見があったりで
大いに盛り上がって頂きました。
その中で様々な視点から問題を解いていくのですが…
成果に向けた業績管理やモチベーションについては
皆さん比較的よく出来ていたのですが、
組織と仕事のコントロールや、人材育成については
意見がものすごく分かれた、もしくは間違っていました。
これ、結構どの会社でもアルアルなんですが…
基本人間って「出来れば嫌われたくない」なので
ハッキリ言えない。
厳しく言えない。
そしてそこにプラスして、業績のためには
「自分がやった方がベスト!」
「自分がやった方が早い!」
で、自分の仕事だけがどんどん増えていくんです。
またこれもアルアルですが、
風通しがよく、なんでも相談できる職場雰囲気はいいんですが
会社での決定事項に対して、納得できるまで話し合う(上申する)
という意見が結構多く見られます。
私自身も昔はこのアルアル、よくやってしまっていて…
自分が納得しない時も
メンバーが納得していない時も
「上は現場を分かってない!」と勝手に思い込み
自分が納得できる答えをもらうまで、
ぐいぐい食い込んでたと思います。
今考えると、ほんと迷惑な部下ですね(笑)
その度に当時の役員から
「山口の役割は、メンバーの意見を代弁することじゃない。
経営陣の想いを翻訳してメンバーに納得させることや!!」
と毎回毎回言われていたのを思い出します。
普段長時間接するのはメンバーです。
すると、当たり前ですが、彼らのことをよく分かってくるようになるし、
人間ですから情も湧きます。
ついついメンバーの意見を通してあげたくなります。
もちろんメンバーの意見を代弁して役員に伝えることも必要ですが
それはあくまでも意見を言う場でのこと。
決定したことについては、必ず従わなければいけません。
そこを昔の私は分かっていなくて
「でも、、、みんなはこう思ってます!」と
必死に食い下がっていた気がします…。
管理職には管理職の役割があります。
その中に1つに、
「組織のゴールや目標を正しく理解し、正しく伝えること」
があるんですが、
これが自分の意見と異なったときに
自分の役割よりも、自分の気持ちが優先されてしまいます。
皆さん、自分で解く、
そして正解の理由を考えながらディスカッションする
を繰り返すことで、しっかり学んでもらえました。
今週は3連休ですね。
日曜日は娘の誕生日。
今回の誕生日は、娘が自分で行きたいところ、食べたいものを
リストアップして、私は完全に身体を1日空けろと言われています。
楽しんで共に12歳を祝いたいと思います!
皆さんも良い3連休を!