先日ある企業様でOJTトレーニング研修の
フォローアップ研修を実施させて頂きました。
前回の研修でOJTとは、について研修をしているので、
今回はその実践を多く実施してきました。
特にフィードバックでの差を埋める、
を重点的に実施しました。
差を埋める…で最も多くあるのが、
OJTトレーナーからは、
「出来ていない、足りない」と思っていることについて
トレーニーは「出来ている、十分だ」と思っている。
この差を埋めなければいけません。
もちろん逆もありますが、逆の方は結構簡単ですね。
いやいや、出来てるよ!と大いに褒めてあげればいい訳ですので。
とある方のロールプレイングを聞いてみると…
トレーニー「○○について、僕はよく出来たと思います。実際~~でしたし。」
トレーナー「そうだよね。○○について頑張ってくれていたのは良く分かるんだけど…僕から見たら、実はまだ足りないと思っているだよ。」
トレーニー「そうですか…。」
トレーナー「第三者的に見れば、もうすこし~~してほしいんだよね。納得したかな?」
トレーニー「はい。分かりました」
どうでしょうか?これって本当にトレーニーは納得しているんでしょうか??
分かりました、と答えているけど、実際には納得していないんですね。
なぜか??
第三者的に見れば…トレーナーから見れば…
と言われても、分からないからです。
ではどうしたら納得できるのか?
それは具体的に説明しなければ、相手は納得しません。
例えば…
○○についてだけど、ここまでは出来ているんだけど、ゴールはこういう状態だよね。
だから◆◆の部分がやはり足りないんだよ。
お客様はこうゆうことを望んでいるのに対して、○○だと足りないよね。
といったように、
実際にあった出来事について具体的に説明しないと相手は納得してくれないんです。
具体的に…というのは結構難しいんですが、
実際にあった出来事、実際にやってくれた仕事、その仕方などを
細かく示してあげる、と言う風に考えると分かりやすいです。
出来れば、一方的に具体的な説明をするのではなく、
会話方法で問いかけてあげると、より効果的ですね。
これって、ゴール(期待値)を伝えるときも同じです。
抽象的な言葉ではなく、具体的に数字を用いて、
具体的な例を出して伝えないと、相手は分かりません。
これを相手の表情やしぐさを観察しながら、
納得出来ているかな?と確認しながら、
納得するまで問いかけて会話を続けることが大事ですね。
ついつい、私も一方的に言ってしまうことが多くて…
皆さんのロープレを見ながら、
「一方的ってあかんよね」と感じてしまった次第です。