先週の土曜日、娘のピアノの発表会でした。
毎年、1年に一度、親子連弾をしています。
今年はパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲に挑戦しました。
ピアノを習い始めた時から、「いつかこれ、連弾したいよね。」と
私が一方的に言い続け、
今年弾ける年齢になったんじゃない?ってことでチャレンジしました。
娘はパイレーツ・オブ・カリビアン世代ではないのでもちろん映画も見たことがないんですが、
私が良く、レ・フレールの音楽をかけているので曲は良く知っています。
最後の追い込み1週間、強弱をもっと付けて曲のイメージを2人で話しました。
ここは、だんだん波が荒くなるところやから、ピアノからフォルテにしないとね。って言うと…
「なんで波なん??」と。。。
え??そこ???
だってこの曲、海賊やで。海に出てるやん。。。
そう。
娘は映画を見たことがないのでパイレーツ・オブ・カリビアン=海賊
となってなかったんです。
なんで今まで聞かなかったん??と聞くと、
そんなに重要じゃないと思ったから、流してた、と。
いやいや、曲を弾くのに、イメージってすごく大事よ。
分かってるという前提で話をしてしまったのですが…
これって恐ろしいですよね。
こちらは当然知っているだろうという前提で話を進める。
でも相手は知らない、そしてその重要さも分からないので
質問することもせず、流していく。で、ズレが生まれるんですね。
4月は年度の始まり。
先日入社した新入社員たちも、今まさに新入社員研修などで
会社に、先輩に、上司に、仕事に、働くこと自体に必死に慣れていこうとしていると思います。
この後OJT研修を実施されるところも多いと思います。
キャリアが長くなればなるほど、年齢がいくほど、仕事をすればするほど
この「知っているだろう領域」が広くなります。
「知ってる??」と聞いてあげることの大事さ、ですね。