柳のすごさ

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最近では週休3日という会社もあるそうですね。

お取引先様では、1日9時間半勤務ですが、
週休3日になったそうです。

元々残業もけっこうあったので、
週休3日になると単純に嬉しいですよ~
なんて仰っていました。

最近、人間の慣れってある意味恐ろしいな、
と感じるんですよね(笑)。

というのも、私は昭和の人間ですから、
高校まで土曜日も学校があり
週休2日じゃなかったんですよね。

中高は進学校でしたので、土曜日も普通に6時間授業、

受験生になると、8時間授業、そしてクラブ、で

朝8時から夜8時くらいまでずっと
学校に行くのが当たり前だったんです。

それが社会人になり、週休2日になると、
もう体がすぐにそれに慣れてしまっている。

この2年コロナにより弊社でも
積極的にテレワークを導入していますが
これにもう体が慣れてしまっている!!

つい2年前までは、1日研修が何日続いても
「ちょっと足だるーい」くらいだったものが

オンライン研修に慣れてしまって、
(しかも商談もほぼオンライン)

座りながらの研修、そしてメイクもあるから
声張り上げなくても出来てしまう、、、

という環境になれてしまうと、
対面研修があった日は、
どっと疲れが出てしまうんです。

ただ、やはり対面研修には対面でしか味わえない臨場感や緊張感
そして一人一人のことまでしっかり見れて、
しっかり関われる、という充実感も
あるので、良い疲れ方、なんですけどね(笑)

最近よく昔上司から教わった
『当たり前』ということをふと思い出すんです。

研修などでもよくお伝えしているんですが…
この当たり前、2種類の意味合いがあります。

1つ目は『当たり前のレベルを上げる』こと。

当たり前に多くの仕事をしていて、
このくらい当たり前だよねって思える質量をしていると、
苦にならなくなります。

お客様からのレスポンスは必ず当日に返す

企画書は1週間以内に必ず出す

自分の感情は置いておき、いつも笑顔でいる

など。。。

もちろん完璧に出来ているわけでもないんですが、
意識しなくても出来るようになり、あまり苦にならない。

だからこそ、自分自身の当たり前のレベルを上げることは大切ですね。

もう1つ目。実はこっちの方が大事。

『当たり前に思わない』ということ。

ついついしてもらうことや環境が『当たり前』だと慣れてくるんです。

週休2日は当たり前。福利厚生も当たり前。

自分はこれだけやってるんだから、当たり前。

自分は役職があるから、こういうことを言っても当たり前。

と、キャリアが長くなればなるほど、役職が上がれば上がるほど
この当たり前、という感覚はどんどん増えてくるんです。

これはめちゃくちゃ怖い。恐ろしいほどこわいんです。

「山口、柳は実れば実るほど頭を垂れるんやで。」と
役職が上がるたびに、評価面談のたびに、戒めて頂きました。

謙虚になれ、と戒めて頂いた言葉を最近本当に噛み締めます。

私も昔はもっともっと尖っていたので
(今もやろ!という声が聞こえてきそうですが…)
私マネージャーやねんで!私が一番稼いでるねんで!

と肩で風を切っていた頃もありますが…
そんなものは、悪影響しか及ぼしません。

そしてそんなものは虚構なんです。

仕事はみんなでしていて、チームでしているんです。

たとえ一人で完結する仕事であっても、
会社という看板のもとでしています。
(一人で出来る仕事なんてほとんどない、
ってことも後で分かりました。)

社長という肩書上、研修講師という職種上
ついうっかり気が緩めば、
上から目線な言葉に取られてしまいがちです。

そんなつもりで言ったんじゃないのに…ということも
言い方、言うタイミング、相手や周りの状況をよく考えて発言しなければ
間違った風に取られてしまいます。

だからこそ、柳や!!柳や!!!と自分を戒めます。

親しき仲にも礼儀あり。

どれだけメンバーと仲良くなって、フランクに話して
冗談を言い合ってケラケラ笑っても
(その空間、私はとっても楽しいんですが)、

謙虚さを忘れず、感謝の気持ちを忘れてはいけないなと思います。

当たり前に感謝する。謙虚さを忘れない。

柳さん、ほんとにあなたはすごいです!

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