管理職研修で学んだことは「自分自身を振り返ること」だった。
先日最終回を迎えたある企業様での参加された管理職の方の気付きと学び。
どうしたら部下を育てられるのか?を学んだが、
それ以上に「僕は部下にどうなってほしいのか?」を
自分自身で深く問うた研修だったと発表されました。
その内容と想いに、心打たれるところがたくさんありました!
「あれも出来ない…」
「なんで、仕事が出来ないんだろう?」
「どうしたら、成果が出るようになるんだろう?」
と研修を受ける前までは、そんな想いばかりを抱いていました。
しかしこの研修を受けて、そんな上司だと誰もついてこない、と気付き…
では、自分は部下の彼らにどんな人になってもらいたいのだろう?
と考えるようになりました。
そもそも彼らはどんな仕事をして、どんな人間になりたいんだろう?
あっ!!!!
自分はこれまで何年も彼らと接してきたのに…
彼等の想いも夢も聞いたことがなかった…。。。。
部下の夢を聞いてみよう。
もしその夢がないなら、一緒に考えよう。
そこから部下との本当のコミュニケーションが始まりました。
それまでは、仕事の指示命令、報告、たまに部下からの愚痴文句
がコミュニケーションの主な内容でした。
しかし、今では相談と語り、「共に考える・学ぶ」が
主なコミュニケーションになっています。
不思議なことに、彼等から愚痴や文句は出なくなりました。
「あれ、やっていいですか?」「もっとこうしたいんですが、いいですか?」
報告よりも相談が多くなりました。
毎日すごく楽しそうに仕事をしてくれるようになりました。
本当にみるみる変わっていきました。
指導面や営業面において、僕は特に何も変わっていません。
何か特別な具体的なアドバイスもしていないし、
何か特別な施策もしていません。
今までと同じやり方、同じ商品です。
3か月終わってみると、売上が約1.3倍になってました。
変わったことは、たった1つです。
それは、上司である僕自身の変化です。
これまで「出来ていないところを詰め、叱咤激励する」上司でした。
それが、「彼らのやり方・考え方を認められる」上司に変わったことです。
研修の回を重ね、色んな宿題をしていくうちに…
結局は、僕自身が「こうだ!」という確固たるものを
持っていなかったことに気付きました。
僕自身が今の自分の目の前の仕事に追われ、
仕事に対する遣り甲斐も明確に感じられず…
でもやらなくてはいけない…
その責任感だけで毎日仕事をしていた感じがします。
それでは、人はついてきてくれない…。
それに気づいた研修でした。
結局、人は人にしかついてこない。
僕自身が自分自身を振り返り、自分の人間力を上げることでしか
部下はついてきてくれないんです。
素晴らしい発表に心を打たれました。
学んで頂きたいこと、気付いて頂きたいことに到達して頂けて
私自身本当に嬉しく思いました。
恊働という考え方を私自身大事にしています。
普通は協力して働くという協働という字を使いますが
心を合わせて力を集結して働く、という考え方です。
これは単に上司の考えを押し付けるのではなく、
部下(部下はもちろん部下以外の人ともですが)と心を通わせ
お互いに、お互いの立場や気持ちを思い図り、
真の思いやりを持ちながら、同じ夢を持って成果を上げていくという考え方です。
共に働く仲間として、是非「恊働」「恊学」取り入れてみてください。